カビが繁殖する場合、大気に接している箇所が特に危険です。 |
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第1に、テープのエッジ(テープの厚み)部分のカビで、これらはケースの透明窓より見ることが出来す。
(『カビについて・・(A)』を参照))
第2は、巻かれていない場所で、テープ面の表・裏全て大気に接している箇所です。
(『カビについて・・(B)』を参照)
当研究所へ送られてくるテープも、この、(B)が最も厄介なカビです。
また、予期しないアクシデント(たばこのヤニ、落とす、水に付ける、踏む、.......その他)で考えた場合で
も、テープが巻かれている外側部がより大きなダメージをうけることは当然です。
当研究所へ送られてくるテープの大半が巻き戻して保存しているものです。
巻き戻してあるテープをデッキにかけた場合、先に説明した『(B)』(テープ面にカビが繁殖している)
の多量のかびが繁殖している最悪の箇所を再生と同時にヘッドに接触させ、カビでヘッドを塗りつぶすよう
なものなのです。それによりヘッドが目ずまりをおこし、ひどい場合には、ヘッドクリーニングを何度かけ
ても再生出来ない場合が生じます。
『送りきった状態での保存』ならば再生をする場合、必ず巻き戻すのでそれらがさけられます。
また、間違って再生ボタンを押したとしても、最近のビデオデッキでは、自動てきに巻き戻しになりすので安心です。
カビの繁殖の度合いはどちらの保存法方でも変りませんが、機械(ヘッドその他)に与える影響を考えると無視はできまん。 |
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