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34年前の獅子舞映像復活(北日本新聞)

2015年6月17日 34年前の獅子舞映像復活 氷見・万尾地区の高崎さん、8ミリをDVD化

北日本新聞記事

氷見市万尾(もお)地区で1981年4月に行われた春季大祭の獅子舞を収録した8ミリフィルムが見つかり、同所の団体職員、高崎誠二さん(47)がDVD化した。20日に万尾公民館で住民向けの上映会を開催することになり、高崎さんは「青年団員の減少などで伝統芸能の継承が難しくなる中、獅子舞を続けていく起爆剤にしたい」としている。

8ミリフィルムは1981年4月15日、当時青年団員だった高崎さんの兄、昌志さん(58)らが記録用として撮影した。3年ほど前、公民館で保管している獅子舞の衣装を入れた箱の中から見つかり、高崎さんがDVD化を進めてきた。

発見当時、県内の機関に作業を依頼したが、取り出せたのは映像だけで音声は聞けなかった。そこで、ことし5月中旬、千葉市の日本ビデオ映像保存研究所に送ったところ、映像、音声ともDVDに収めることができた。

映像はカラーの約25分間で、前日の練習や準備から翌日の後片付けまでを収録。祭り当日は朝から太鼓台を組み立てて地元の神社で神事を行い、各家で獅子舞を披露している場面が見られる。現在よりも大勢の住民らが見物に訪れ、子どもたちの元気なはやしの声が響き、晴れ着姿の女児も写っていた。

上映会は午後6時開始。高崎さんは「多くの人に懐かしんでもらえるはず。現役の青年団員には刺激にしてもらいたい」と話している。

2015年6月20日 34年前の獅子舞映像、DVD化 氷見・万尾地区

北日本新聞記事の続報

1981年に8ミリフィルムで撮影された氷見市万尾(もお)地区の獅子舞の映像上映会が20日、地元の公民館で開かれ、地域住民ら約40人が当時を懐かしみながら伝統の継承へ気持ちを新たにした。

8ミリフィルムは81年4月15日の春季大祭を収録。同所の団体職員、高崎誠二さん(47)が3年前からDVD化を目指し、今回完成したのを受けて上映会を企画した。

映像は約25分間で、和室に用意した大型スクリーンに上映した。前日の準備や神事、獅子舞の各演目などが収められており、住民たちは「みんな若い」などと時折笑い声を上げながら鑑賞していた。

撮影した高崎さんの兄、昌志さん(58)は「記録に残したかった。撮影するときは団員一人一人が張り切っていた」と当時を振り返り、副団長だった谷純郎さん(59)は「昔の記憶がよみがえってきた。獅子舞を守っていってもらいたい」話した。

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Created: 2000-11-29 Wed, Last Modified: 2015-07-03 Fri
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